「光復節(こうふくせつ)」 故郷の家・神戸
おかげさまで、「故郷の家・神戸」は2021年2月1日に開設20周年を迎えることができました。これもひとえに永年にわたる多くの皆様方の物心両面にわたる温かいご支援とご協力の賜物と心から感謝いたしております。
故郷の家・神戸の所在する長田区(真野地区)は、日本人と在日コリアンの他、異なる国籍・文化を持つ人々が共に仲良く暮らしています。長田区は、神戸市の中でも中央区に次いで、多くの外国人が暮らしており、うち、韓国・朝鮮の方は約58%と半分以上の割合で最も多く、次いでベトナム(約22%)、中国(約12%)と続いております。
故郷の家・神戸は、在日コリアンと日本人が共に生活する特別養護老人ホームです。「福祉は文化」を合言葉に日韓両国の文化をとても大切にしています。近年では職員構成が多様化し、韓国はもちろん、中国・ベトナム・タンザニアの方も勤務しております。
未だ新型コロナウイルス感染症の終息が見えない状況下ではありますが、本日は、8月15日に行われました、「光復節」の行事についてご紹介させていただきます。
「光復節」は、大韓民国の祝日のひとつで、日本による植民地支配からの解放を祝う日です。今年は新型コロナウイルス感染症予防のため、フロア毎にソーシャルディスタンスを意識して実施しました。
始めに国旗に対して敬礼です。皆さん手を胸に当ててください。
今日は何の日でしょうか?」「(祖国)解放の日やね」
皆さん愛国歌と光復節の歌を唄いながら光復を感じておられました。
最後は全員で万歳三唱です!
「万歳~!」「万歳~!」「万歳~!」
皆さん、コロナに負けない力強く大きな声に活気が感じられました。
これからも、故郷の家・神戸では、日韓両国の文化を大切にしながら、ご利用者の生活を支援してまいります。